ル=グウィン著 ゲド戦記Ⅰ 影との戦い を読んでちょこっと感想
ル=グウィン著 清水真砂子訳の
ゲド戦記Ⅰ 影との戦い(岩波書店発行)
を読みました。
小学生の時、大好きだったゲド戦記。
ジブリで映画になった時、
4・5巻も出ていたことを知り、
驚いた記憶があります。
私が小学生の時は
3巻で完結だったんですよね(年がバレますが)。
4・5巻を読んでみたいので、
ものすごい久しぶりに1巻をまともに読んでみました。
<簡単なあらすじ>
幼い頃に母を亡くし、
鍛冶屋の父と生活していたゲド。
そんなゲドに魔法の才能があることに気づいたゲドの伯母は
ゲドを自分の弟子にします。
その後、村が余所者に襲撃されることになりますが、
ゲドは魔法の力を使い、村を守り、そして消耗し意識不明に。
そんなゲドのウワサを聞いた大魔法使いオジオンがゲドを弟子にし、
その後、ゲドはきちんと魔法を学ぶため学院に行き、
よき友カラスノエンドウと
そしてライバルのヒスイと出会います。
ヒスイと魔法の腕くらべをする際に
死んだ人間の霊を呼び出すことにしたゲド。
正体不明の影を呼び出すことができましたが、
襲われ、そして命を大賢人ネマールに助けてもらいます。
ネマールはゲドを助けるのに力を使い果たしてしまい、亡くなります。
自分の力を過信したゲドは
今度は自分が呼び出した影に
おびえながら暮らすことに。
その影の正体は?
ゲドはどういう行動を取るのか??
==========
ジブリの映画を見る前に、
さらっと早読みしてしまったせいか、
それとも年を重ねたせいか、
初めて読んだ時のような感動はありませんでした。
しかし、読んでいてとても懐かしい気持ちが湧き上がってきました。
自分の魔法の才能におぼれるゲド。
そのせいでネマールを死においやったことを悔い、
自分の愚かさを知ったゲド。
そして、得体のしれない影と戦うゲド。
その影の正体を暴き、
さらなる力を手に入れるゲド。
青臭い小生意気な子供が
大人になるまでの話。
最初、読んだ時より、
自分は年も取ったし、
ポジション的には
オジオンみたいな人間になっていれば
上等なんでしょうけれど、
ちょっと、それは、、、、まだかな。
私はまだまだ未熟です。
やはりゲドが一番身近に感じられます。
カラスノエンドウのようなよき友は得られたかといえば、、
得られたということになるのかな
うーーーーーん
ちょっと考えてしまう
※ちなみにゲドが戦っていたのは「自分の死の影」です。
この辺のオチも、、、いいですよね。
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